life memo

エシカルな生活に興味を持ちながらゆるやかなエイジングと体調管理

逆流性食道炎の症状が出て病院に行くまで


2014年当時記録していた日記を掲載します。今読んでも辛い。前兆はなかったと思います。吐いたことあるのは20代前半のお酒を飲みすぎた時と、20代後半の生牡蠣に当たった時だけ。吐き気だけという症状はなかった。ちなみに逆流性食道炎になって吐いたことは一度もなかったです。胃下垂だと吐きづらいそうです。


2014年6月 最初の症状


お昼に自然食品のお店のカレーをテイクアウトして食べた。14時過ぎ、電車に乗って出かける。あと数駅で目的地という時、いきなり吐き気に襲われる。

風邪?食あたり?熱中症


いろいろよぎる。

駅に着いてトイレに行ったけど何も出ない。同行者によると顔から血の気が引いていたらしいです。とりあえず近くの内科に行って吐き気止めをもらい、その日の予定をこなして帰宅しました。帰りの電車も次の日も全く問題なく、いったいなんだったのかしら?と過ごしていました。

4日後、夜ご飯を食べようとした時にまた吐き気。最初の吐き気から時間が経っていたので、風邪でも食あたりでもないことが分かりました。


その時いた近くの内科に駆け込んでまた吐き気止めをもらいます。「これで治らなかったら胃カメラね」と先生に言われ、大丈夫だったのでそのまま普通に過ごす。でも食べることが若干怖く、食事には気をつけるようにしていました。

胃カメラだけはどうしてもやりたくないと思ってました。胃カメラをやったことのある友達曰く「知ってる人にあんな辛い経験はさせたくない」だそうです。もうそれは恐怖でしかない。

2014年7月 症状がでなく平和な日々

胃を気にしながらも、症状は出なく平和に夏を過ごしてました。


2014年8月 旅行帰りに症状が再び



旅行先からの帰りの飛行機に乗る前、お寿司のお弁当をチョイス。その中に鯖寿司もあった。食べながらなんとなく「あ、やばいかも」と思ったら案の定搭乗前に吐き気がきました。あわてていつも持っているガスター10を飲みます。飛行機の席の前には汚物入れがあるし、もう吐く時は吐いてしまえ。という気持ちで搭乗しました。

夜景に気をとられていたら、羽田に着く頃にはすっかり元気になっていました。そして次の日はいつもと変わらず。ちなみにいつも吐き気しても吐くことはなく、いったい私の体に何が起きているのか?謎でした。


2014年9月 吐き気が具体的に

飲み会の帰りの電車でまた吐き気。そのころには吐き気も具体的になってきました。食道あたりがギューンとする感じの気持ち悪さです。「ああまたか。しかも今か」家まで通い場所なだけに不安だし最悪。

一緒にいた人に水をもらったのは本当にありがたかった。かなり我慢していたけど、家に近くなってきたとき1回駅を降りて休憩し、また電車に乗ったけどもうムリだでした。夜の電車のふわ〜んと酔っ払いの臭いが入り混じった空気で吐き気が治らない。降りてそこから歩いて帰ることにしました。夜風が気持ちよくて救われます。

そして次の日は元気。

この頃よく会っていた友達が、私の症状を見て自分と同じ「逆流性食道炎」ではないかと言う。その人は、普段はアメリカに住んでいるので、向こうで診断を受けたそうです。そのアメリカの先生は日本の権威のある胃の先生とつながりがあるそうで、その病院を教えてくれました。その日本の先生に診てもらうには先に〇〇病院に行って紹介状を買いてもらうこと、と。

その日本の先生は、気づいたら終わってるほど上手な胃カメラだそうです。それを聞いて一安心。自分の身体に何が起きてるか分からないからすごく心細い日々だったけど、早速行ってみることにしました。

が!胃カメラ行くと決めた次の週、会社へ行こうと電車に乗ったら吐き気が襲ってきて途中で降りることに。1駅歩いてまた電車に乗って、と繰り返してどうにか会社に着きました。会社の椅子に座っててもなんだかフラフラするので午前中に教えてもらった〇〇病院へ行きました。待合室で待っている時も吐き気が襲ってきます。トイレに駆け込むけどやっぱりなにも出ません。

診察してもらって触診してもらって「逆流性食道炎の疑いがあるので病院を紹介しますね」とのこと。友達が言ってた胃カメラが上手な先生の病院への紹介状を書いてもらい、その日の午後に行ってきました。

診察してもらい、「確かに逆流性食道炎の疑いありますね」と。胃カメラの予約をするも最短で1ヶ月先でした。2週間分の薬をもらい、この日は帰りの電車もきついので会社から家までほぼ歩いて帰りました。

それにしてもいつ襲ってくるか分からないこの吐き気で通勤は無理です。次の日、家にMacを運んでもらって自宅勤務にしてもらいました。それができるのは本当にありがたかったです。

 

2014年10月 初めての胃カメラ

 

胃カメラの日。検査の時間通りに着くか心配で早めに家を出ました。電車で行くつもりだけど万が一の時は歩かないといけないし。朝食事をしてないので無事電車に乗れました。早く着きそうだったので会社で一休みして、歩いて病院へ。

ドキドキしたけど腕に麻酔注射、口に麻酔のスプレーをかけて意識朦朧。口の中に胃カメラが入るのが分かるけど、痛みは一切なかったです。モニタも見えたけど、ぼんやり。あっという間に終わって、麻酔が切れるまでリクライニングチェアのある休憩室で寝かせてもらえます。1時間ほどして看護婦さんが「起きれますか?」と来ました。まだ麻酔が切れてないのでぼんやりしながら問診します。

「食道に少し炎症が起きてるので逆流性食道炎ですね」はい、決定。「逆流性食道炎グレードA」の軽い方でした。グレードはN、M、A、B、C、Dに分類され、Nが正常でDが重症です。

先生には「ま、気長に治しましょう」と言われました。食事療法と薬と日常生活の改善という、いつ終るか分からないけど時間をかけて治します。かつ再発しやすい病気でもあるそうです。幸い自宅勤務を許されているので、仕事ができるのがありがたい。

初めて自分で見た自分の胃は「きれいだなー」でした。胃炎とか胃下垂とか、基本胃腸が悪い体質なので。薬を処方してもらって帰りました。帰りに午後ティーのストレートをもらったので飲んだらなんて美味しい!朝食べてないから糖分が体に染み渡りました。

 

2014年11月 舌が黒くなって、やっと自分の中で病気と認めた

胃カメラ飲んで「逆流性食道炎」と診断されても、毎日薬飲んだり食事に気をつけたりしてはいたけど、いまいちピンと来てない自分がいました。でもある日、歯を磨いていたら舌の奥が黒くなっていることに気づいたのです。正確には濃い茶色。

なにこれ。

体からのサインはいろいろあるけど、舌が黒いのはビジュアル的にもショックでした。調べると抗生物質飲んでいる時にそうなることがあるらしいです。あとは胃腸の乱れなどでまさに。この時「ああ、私は病気なんだ」と腑に落ちて病気を認めました。次に病院へ行った時に先生に話したら「舌ブラシで磨いてください」とのこと。少しづつ黒いのがとれていきました。

ちなみに2014年当時「逆流性食道炎」で検索すると怪しい教材みたいなのが出てきました。打つ手がないとき、何度もクリックしそうになったけど(実際、amazonの欲しいものリストに入れていた。笑)絶対にクリックしなかった。中身はどうだったんだろう?と気になるけど、きっと私には当てはまらなかったんだと思います。